“スーツケースのサイズってどう選んだらいいの?”
2泊以上の旅行へ行くとなるとまずスーツケース・キャリーケースを準備しなければなりませんよね。
ですがスーツケースには様々なサイズがあり、それぞれ適した使い方や宿泊日数などが異なります。
そこで「どのスーツケースを買えばいいのか分からない!」と悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。
わたし自身もスーツケース選びに慣れていなかった頃は
「今回は3泊の小旅行だけどいつか長旅に出る可能性も考えて大きいサイズを買った方がいいのか?」
「今回は2週間の長旅だけど大きいサイズは邪魔だし今後の人生でそう使う機会もないのでは?」
などなどその度にあれこれ調べたりお店を何件も回ったりしていました^^;
スーツケースはそう安くはない高価な買い物なので出来るだけ失敗をせずに購入をしたいものです..!
という事で今回はスーツケース選びもお手の物(?)になった私の経験も踏まえて失敗しないスーツケースの選び方をご紹介します^^
スーツケースのサイズが分からない時に役立つ基本の目安表
まず、基本的なスーツケースのサイズの目安はメーカーや通販サイト等が公表しています。
宿泊日数に合わせたサイズが公表されているので、まずこの段階で「大体の目星」を付けていきます!
宿泊日数 | サイズ(縦) | 容量 | 使用される環境 |
1~3泊 | ~54cm | ~40l | 国内,台湾,中国,韓国 |
3~5泊 | 50~59cm | 41~59l | 国内,海外への短期旅行,グアム,東南アジア |
5~8泊 | 60~69cm | 60~85l | 海外への中期旅行,ハワイ,オーストラリア,欧米 |
8~10泊 | 70~73cm | 85~94l | 海外への長期旅行,出張,欧米,ヨーロッパ |
10泊~ | 74cm~ | 95l~ | 海外への長期滞在,留学,家族連れ旅行 |
基本的には上記の目安を参考にして決めて行けばスーツケース選びで失敗をしてしまう事はありません。
当てはまる使用環境や宿泊日数などを考慮して自分が使いやすそうなスーツケースに絞っていけばOKです^^
とはいえ「より自分に合った後悔しないスーツケースを選ぶ」となるともう少し考慮すべきポイントが出てきます。
ですので以下より「より自分に合った後悔しないスーツケースを選ぶ重要なポイント」を解説させて頂きますね^^
旅行では「小で兼ねさせる」精神が大事になる!
まずスーツケースを選ぶ時にほとんどの人は上記のような目安・数字を参考にしてサイズを決めていきます。
ですがそこで多くの人が購入時に悩むのは
▶宿泊日数ぴったりのサイズで足りるか?
▶長期旅行をいずれするかもしれないから大きいサイズを買うべきか?
などなど「大は小を兼ねるって言うし..」というようなお悩みになります^^
わたし自身も初めてスーツケースを買った時は「このサイズで大丈夫?どうせなら大きいの買った方がお得なんじゃ?」と悩みました。
ですが必要以上に大きなサイズのスーツケースを買ってしまう事は得策ではありません!
「大は小を兼ねる」よりも「小で兼ねさせる」という気持ちぐらいがちょうどいいです。
基本的には慣れない現地で、移動の際の大きいor重たい荷物はストレスになってしまいがちです。
特に女性や、男性でも体力に自信のない方だと大きなスーツケースを引いて歩く事はとても大変です。
地下鉄での移動も大変ですし、大きすぎるスーツケースは現地のコインロッカーに入らない事などもあります><
なので慣れていない方こそ出張・旅行ではいかに荷物を軽くして身軽に行動をできるか?が重要なポイントなんですね。
大荷物を持ち歩いていると人というのは視線も集まりやすいので「すみません..」「ソーリー..」と常々言う状態になりますし、、
また容量が60l程だと普通にスーツケースの中を埋めただけでも重くなり非力な方だと持ち運びが困難になってきてしまうんです。
そこでお土産は配送にしたり、古い下着は捨て帰るようにしたり、荷物を軽くするタイミングが旅中どこかで出てきます。
ですので必要以上に大きなサイズのスーツケースを買ってしまう事は辞めた方が良いのです。
とはいえ、やはりスーツケースは大きければそれだけ使用用途も広がりますしパッキンも楽になりますよね。
なのでそういった事を理解した上で「このくらいのサイズなら自分でも使いこなせるかな?」と、
持ち運び面において問題のないサイズを選ぶようにしましょう!
ちなみに海外出張や海外旅行が多い方であれば大きめのサイズを見繕っても持て余してしまう事はないです。
ただ「いつか使うかもしれないし..」という具合だと持て余してしまう可能性が大きいですね。
スーツケースはパッキング方法や荷物を少なくする工夫をする事で何とかなる事の方が多いです。
ですのでスーツケースのサイズは「ぴったり程度」か「ほんの少し大きい程度」がおすすめですよ!
ちなみに短期の海外旅行や国内旅行のみの方であれば3泊程度のサイズで十分快適に過ごせます(*´▽`*)
ジッパーを広げると数センチ広がる拡張機能が付いたスーツケースは短期・中期の両方に使えて便利です♪
あまりにも使う機会が想像できない場合はレンタルを使いこなす!
一週間~10日以上の長期旅行をする場合にはどうしても荷物を減らしても容量70lあたりがベストになります。
ですが「こんなデカいスーツケース、今後の人生で使わないんじゃ..」と悩まれる方が多いですよね^^;
わたし自身も1か月の新婚旅行に出た時は「もう一生こんな長旅しないのに..」とかなり悩みました。
そこであまりにも使う機会が想像できないという場合にはスーツケースレンタルを使いこなすのも一つの手です。
ちなみに金額は105lと大きなLサイズでも10日間で約7千円の相場でレンタルをする事ができます^^
なのでもし夫婦で旅行に行くのであれば1人が大きなスーツケースをレンタルをして、もう1人は50l前後のものでもOKです。
そこで例えばスーツケースの上に乗せて折り畳めるキャリーオンバッグを1~2つほど持っていき、行きはスーツケースに乗せて移動します。
そして飛行機に搭乗をする時はスーツケース2つ預けてビニールカバンを1個ずつ機内持ち込みで持ち歩くようにします。
(もちろんビニールカバンは使わなければ畳んでスーツケースに入れてしまえばOK)
こうすれば2人で大きなスーツケースを買わなくて済みますし、2人で1つ大きなスーツケースをレンタルするだけなので節約にもなります^^
移動もキャリーオンバッグはスーツケースの持ち手に引っかけて持ち歩けるので重ならず便利です。
そんな風にむりして使用用途のないスーツケースを買わなくていい方法もありますので参考までにm(__)m
体力に自信があるなら大きめサイズも良いけど重量に注意
体力に自信のある男性や「恋人が荷物を持ってくれる」など持ち運びに関する問題がなければ大きすぎても問題はありません。
特に男性で一週間以上の出張・旅行へ行く方、10日以上の長期滞在をされる方は大きいサイズがおすすめです。
というのも荷物を複数に分けて持つのは移動中の管理も難しくなるため盗難などの防犯を考えると微妙なんですね><
ちょっとでもスマホを触るなど目を離した隙に盗まれるという事は海外だと頻繁にあります。
なので大きなサイズのスーツケースを1つ持っていく方が男性や男性が旅行に同伴している場合は合理的になります!
ただし飛行機を利用する場合には航空会社によって預けられる手荷物の重量規定がちょっとネックになります。
スーツケースが大きくなるとその分だけで重量がそこそこ増えるので重量オーバーになりやすくなるんですね。
その出費は割り切ってしまい空港で超過料金を払うという人も多いですが、、なかなかの出費です。
ちなみに大きなサイズだと普通に衣類やお土産を詰めただけでも意外にあっという間に重量オーバーしてしまいます。
そこでスーツケースはサイズというよりも材質や装備でずいぶん重さが変わってきます。
なので実際にお店で手に持ってみたり「軽量スーツケース」の表示があるものを選ぶと良いですよ^^
また、大きなスーツケースを買う時は自宅での収納面も問題となってきますので、家で収納できる範囲内がベストですよー!
滞在先の文化・気候に合わせて選ぶとより旅行にマッチする!
スーツケースのサイズ選びは宿泊日数が基本になりますが「滞在先」によっても適したサイズは変わってきます。
というのも例えば寒い地域に行く場合は衣類がかさばるので、暖かい地域へ行くよりも容量が必要です。
なので同じ宿泊日数でも例えば「南国なら40lでOKだけど寒い地域では60lは必要」などになったりするんですね^^;
ですので既に旅行が決まっている場合には現地の気候など考慮してスーツケースのサイズを決めるのも大切です。
また、もし今回は南国だとしても今後に寒い地域へ行く可能性が既にあると分かっているなら大きめを買っておくのもベターですね。
次に欧米やヨーロッパでは場所によって「スニーカー禁止」のような場所があったりします。
そういう娯楽施設へお出かけする際には靴も複数持っていく必要があるので、その容量も念頭に置かなければいけません。
また高級とまではいかなくてもちょっと良いレストラン位の場所でもヨーロッパはドレスコードなどがあります。
旅先でちょっと美味しいものを食べたいだけでも、そうしたフォーマルな服装も用意をする必要があるんですね。
たとえば男性だとネクタイ締めてなければ入れないというお店は珍しくありません><
ですので旅行先の文化・気候などよく調べてつつスーツケースのサイズは決めるようにしましょう!
長旅でもコンパクトなスーツケースで収める事はできる!
体力の自信のない方や女性が1週間以上の長旅をする場合はメーカーが推奨しているサイズより小さいサイズの方が旅行しやすいです。
例えば1週間となるとお店の店員さんや通販サイトでは70lほどのサイズを推奨してきます。
ですが女性や非力な方にとって70lというのはかなり大変ですし階段などでは持ち上げる事も困難なんですよね^^;
ですが荷物を少なくする工夫をすれば55l前後でも旅先で困る事なくスーツケースを利用する事ができます。
ですので1週間程度であればMサイズ程のスーツケースで応用が効きますので、そちらの方がおすすめです!
例えば機内にはボストンバッグが持ち込み可能なので60lなど容量のあるボストンバックを畳んでスーツケースに入れて持っていきます。
そして帰りはスーツケースに入りきらなかった荷物をボストンバックに入れて、機内に持ち込みをします。
そうすればかなり容量は増えますので足りないという事はほぼなくなりますよ^^
※液体は機内持ち込みができないので液体系はスーツケースに入れるようにする※
あとは下着靴下は安物を使い途中で捨てたり、お土産は配送利用、衣類も多くても4泊分で収めるなす工夫をします。
衣類はホテルのコインランドリー利用や、自分で入浴時に洗濯を都度するなどすればかなり日数は持ちますのでね。
(わたしは洗剤やハンガー、洗濯ばさみも海外旅行用のコンパクトなものを持っていっています)
そうすれば1週間程度は楽々に持ちますのでむりして大きなサイズを買わずにすみますよ(∩´∀`)∩
大きなスーツケースを引きずっていると1日で腕はパンパンになってきて観光どころではなくなってきます><
ですので力に自信のない方はこのように工夫をしてみてMサイズのスーツケースを選ぶようにされてみて下さいね。
機内持ち込みで、手荷物預け共にサイズオーバーしないように!
スーツケースは機内持ち込みするのか、手荷物預入を利用するのかという点でも適したサイズが変わってきます。
例えば国内旅行がメインという方であれば2泊~3泊ほどの小旅行が多くなってきますよね。
そうした国内旅行メインの場合は機内持ち込みできるサイズの方が使い勝手がいいです!
そもそも小旅行なのでSサイズで十分という事と、空港でスーツケースをピックアップするのに15分程の時間がかかってしまうんですね。
ですので機内持ち込みで済ませる方が多い国内旅行メインであれば、機内持ち込みできるサイズの物が使いやすいです。
※機内持ち込みできるサイズには航空会社により規定がありますが基本的に3辺を足した数が115cm以内※
次に海外旅行などで受託手荷物のサービスを利用する場合もサイズに気を付ける必要があります。
基本的にLCCを除いた航空会社では手荷物を無料で預る事ができますがそのサイズには規定があります。
こればかりは航空会社によってまちまちですが3辺の足した数で158~200cm前後にしている会社が多いです。
ですので受託手荷物のサービスを利用したい場合にはサイズ・重さ共に規定に気を付けましょう!
※オーバーしたらお金で解決は一応できます。汗※
ちなみに基本的にLCCは荷物預けが別料金で有料となっているので機内持ち込みサイズで済ませる方が多いです。
が、わたしは普通に別料金を支払って荷物を預けてしまう事が多いですね。(勿論サイズや重量は航空会社の規定通りに)
スーツケースのサイズというのはハンドルやキャスター部分も入れた外枠で決まります!
飛行機に乗る場合は見た目よりも機能性で選ぶ方が後悔しない!
スーツケースは基本的に機内持ち込み以外は飛行機に積まれてそこそこ雑な扱いを受けます^^;
たった1回のフライトでもすぐにキズや黒い線が入りますしとにかくすぐに見た目は傷つきます。
なのでデザイン重視で選んだり布製のものなどにすると、すぐに使えなくなってしまいます。
ですので見た目やデザインよりも機能性でスーツケースは選ぶようにしましょう!
例えば今はスーツケース内で収納がしやすいようにポケットが沢山付いているものなどは多いです。
またケースを開けた時に荷物がばさ~っと出てしまわないような荷物止めが付いているものも増えています。
その他にジッパーを広げたら数センチ広がる拡張機能が付いたものなど機能性が高いものが多いです^^
ですのでそういった機能性重視でスーツケースは選ぶようにされてみて下さいね。
海外旅行へ行く場合にはセキュリティをしっかりしたもので!
一度でも海外旅行に行く場合にはスーツケースはTSAロック搭載などセキュリティ面で安心できるものを選びましょう!
※TASロックとはアメリカ運輸保安庁から認定を受けた施錠でスーツケースの施錠として定着してきているもの※
アジア近辺でもヨーロッパでもスリや置き引きなどは日常的で特に日本人は狙われやすい傾向にあります。
また、安いスーツケースの場合だと施錠がしっかりしていないので素人でも工具で開けてしまえたりします。
ですので現地の治安の良し悪しは関係なしにセキュリティ面が安心・安全なスーツケースを選ぶ事が重要です。
また布部分があるようなスーツケースだとそこを破かれたりしてしまう可能性もありますので気を付けましょう!
アメリカ合衆国へ行く予定のある方は必ずTASロック搭載で。
もしアメリカ合衆国に行く予定があるという方はTASロック搭載のスーツケースに必ずした方が良いです。
というのも9,11以降アメリカでは空港のセキュリティをかなり強化しているんですね。
なので基本的にアメリカではTASロック以外の施錠だとカギをかけて預ける事ができないルールとなっています。
もし万が一、TASロック以外の施錠なのにカギをかけて預けてしまった場合、検査員の方に無理やり開けられカギを壊されてしまう事もあります。
※弁償などはしてもらえません※
ですがTASロックであればアメリカ保安局が認定しているものですよね。
なので空港に置かれた特殊な工具で鍵を壊さず開けて中身のチェックをしてくれるようになっています。
そうした事情などもありますのでアメリカ合衆国へ行く場合はTASロック搭載のスーツケースにしましょう!
荷物の量は人それぞれなので宿泊日数のみで決めない事。
基本的に宿泊日数でスーツケースのサイズの目安は大方決まってきますが、荷物の量は本当に人それぞれです。
例えばわたしは女ですが手荷物はかなり少ない方ですし、そもそも昔から友達の家に泊まり行く時も小荷物な女でした。
ですが私の旦那は心配性で「最低限の荷物で」というよりは「万が一に備えて」という感覚で手荷物を持っていってます。
そんな風に荷物の量は人それぞれなので宿泊日数のみではなく自分自身と相談してサイズは決めてみて下さいね^^
またお店によっては店員さんが「〇泊ならこのサイズ」と固定概念で進めてくるという場合もあります^^;
ですが本記事でご紹介させて頂いたようにスーツケースを選ぶポイントというのは宿泊日数のみではありません。
慣れない現地で使うものなので考慮する点は様々にあるんですよね。
という事なので、本記事を参考に良い相棒を見つけて頂ければ幸いです!